コーディングコンテストVol.1にて、小久保賞を獲得されました、OK computerさんのデータを公開します!
受賞者の一覧はコンテストの結果とLP3を終えてを見てください。
追記にて、profile.txtに記載して頂いた情報や、小久保さんからのコメントを掲載いたします。
profile.txtの内容
お名前
OK computer
CSSによるコーディング歴
1年ほど
作業環境関連のデータ(OS、オーサリングソフト、エディタ)
WindowsXP,Dreamweaver8
おおよその作業時間
2日
苦労した点
タグラインが可変したときの見せ方に苦労した。
デザイナーへ提案!(物申す)とその理由
タグラインを画像にしてほしい。
グローバルナビゲーションがイメージ画像に食い込まないようなデザインにしてほしい。
いずれもコーディングに手間がかかるため。
自由コメント
Web標準への準拠度合いが高いfirefox,Opera,Safariに合わせて
コーディングしました。
IE系はハックやjavascript(jquery)を使って対処しました。
審査員コメント【小久保 浩大郎(株式会社 ビジネス・アーキテクツ)】
「コーダーの提案力」というテーマを掲げながらもデザインはすでに決まっている、というなかなかにさじ加減の難しい条件でのコーディングになったと思います。僕はコーダーの仕事の特徴のひとつとして「Webサイトの手触りを決める」というのがあると思っています。例えばリンクのクリッカブルエリアをどのように設定するかなどはその最たるものです。ここをユーザーにとって予想しやすく、間違えにくく、使いやすくしてあげるだけでも「Webサイトの手触り」はずいぶん心地よいものになるはずです。
課題のデザインで言うと具体的には製品ページの拡大ボタンの箇所なんかがそうですが、これは写真とボタンのどちらにマウスオーバーしてももう片方も同時に反応し、クリックした場合に同じ結果が得られることをユーザーに示唆するべきだと思います。細かな点かもしれませんがこういった細かいストレスを取り除いてあげることが結果としてユーザーが感じる「心地よさ」につながっていくのだと思います。
応募作品の中でこの点に気を配れているのはOK Computerさんだけでした。実装は、僕なら単純に同じa要素などにしてしまうと思いますがOK ComputerさんはJavaScriptで処理しています。というか処理しようとして不完全なことになっている(ボタンにマウスオーバーしたときには写真が反応するが、逆は反応しない)のですが、少なくともここにそういった課題を見つけ出して解決しようとしたことが見て取れます。
コーダーの気配りがユーザー体験の向上に寄与できる部分は実はたくさんあるはずです。そのような視点を多くの人に持って欲しい、という気持ちをこめてOK Computerさんを小久保賞に選ばせていただきました。